よむよむについて
音の動きを読む、小さな集まり。
よむよむについて
楽譜は、ある人にとっては興味深い読みものであり、ある人にとっては敬遠されがちな書物であり、またある人にとっては音楽を演奏するために必要不可欠な紙でもあります。
そして楽譜は、時代や生死を超えて、作曲家や記譜者が何を考え、どのように音を残そうとしたのかを読むための媒体でもあります。
よむよむでは、楽譜を演奏のための道具としてだけでなく、音楽の構造や思考を読むためのものとして扱います。
完璧に読める必要はありません。ただ、音がどのように始まり、どのように動き、どのように終わるのかを、自分たちが読める範囲で追っていきます。
扱う譜面
よむよむで扱う譜面は、五線譜だけに限りません。
回によっては、数字譜、文字で作られた譜面、民謡や伝統音楽の記譜、現代音楽の特殊な記譜なども扱います。
音楽をどのように書き残すのか。書かれたものから、どのように音楽を読むのか。そうしたことも含めて、楽譜を読む時間にしたいと考えています。
楽譜について
よむよむでは、著作権を尊重して運営します。
音楽を読むということは、作曲家や記譜者の仕事を読むことでもあります。
そのため、パブリックドメインの楽譜については主催者が共有する場合がありますが、著作権保護期間中の楽譜については、原則として各自で購入・ご用意いただく形を予定しています。
現代音楽を含め、多くの作品は現在も作曲家や出版社によって支えられています。
私たちは楽譜を読むことで音楽を楽しみますが、その音楽がこれからも生まれ続けるためには、作品や権利者への敬意も大切だと考えています。
参加の目安
楽譜を読むことを楽しみたい方。
演奏技術や専門的な音楽理論の知識は必要ありません。作曲、演奏、鑑賞、研究など、立場も問いません。
もちろん、作曲や演奏、音楽理論などを専門的に学んできた方も歓迎です。そうした視点が加わることで、楽譜の読み方はより面白くなるはずです。
ただし、五線譜の読み方を一から学ぶ会ではありません。
五線譜を見ながら、音の高さやリズム、反復や変化をある程度追える方を想定しています。
「楽譜は少し読めるけれど、深く分析したことはない」くらいの方も歓迎です。
この会の進み方について
よむよむは、音楽について自由に雑談する会ではなく、実際に譜面を見ながら、音の動きや構造を追っていく会です。
主催者は、専門機関で音楽理論を学んだ立場ではありません。独学や演奏経験、作曲・研究を通じて楽譜を読んできました。
そのため、完成された講義を行うのではなく、参加者それぞれの経験や視点を持ち寄りながら、一緒に譜面を読んでいきます。
回によって、読みの深さや方向は変わると思います。専門的な視点が加われば、より深い読みまで進むこともありますし、初学者が多い回では、音の動きそのものを丁寧に追う時間になるかもしれません。
ただし、どの回でも大切にしたいのは、譜面に書かれた音符を実際に見ることです。
よむよむでは、必ずしも一曲を最後まで読むことを目的にしません。場合によっては、数小節を行き来しながら、小さな音の動きや反復、変化をじっくり見ることもあります。
必要に応じて、鍵盤や音源を使いながら音を確認することもあります。
曲を消化するのではなく、譜面に引っかかること。「ここまで読むのか」と思えるところまで、一緒に読みにいくこと。
譜面上の細かな動きを追うことに面白さを感じる方向けの会です。音楽の雑談や交流を主な目的とする方には、少し地味に感じられるかもしれません。
やらないこと
よむよむは、演奏発表会ではありません。
初見演奏の会でもありません。
楽器のレッスンでも、音楽理論を体系的に学ぶ講座でもありません。
専門家が正解を教える場ではなく、同じ楽譜を囲んで、一緒に読んでいく場です。
形式
5人程度の少人数で行います。
毎回テーマや読む譜面を決め、その回に興味のある方を募集します。固定メンバー制ではなく、各回ごとに参加者を募る形式です。
場所は都内を予定しています。参加希望の方のアクセスしやすい場所を見ながら、その回ごとに決めます。
第一回については主催者がテーマと譜面を設定します。第二回以降は、まずテーマを決め、そのテーマに対して参加者から読みたい譜面を募集し、その中から課題を選んでいくことを考えています。
最初から完成された形を用意するのではなく、参加する人たちと少しずつ作っていく会にしたいと思っています。
参加費
初期の参加費は無料を予定しています。
カフェで開催する場合は、各自飲み物代をご負担ください。会場を借りる場合も、初期は主催者負担を予定しています。
よむよむは、参加費で成立させる講座ではなく、楽譜を読むことを一緒に楽しむための小さな集まりです。
